みなさま ブォナセーラ ^_^
いよいよ春めいて参りました。我らも芽吹きましょうぞ。(^∇^)
今宵は「国民皆保険」(こくみんかいほけん)の素晴らしさにつきまして一説。
先ずは「国民皆保険」とは。
「すべての国民をなんらかの医療保険に加入させる制度。医療保険の加入者が保険料を出し合い、病気やけがの場合に安心して医療が受けられるようにする相互扶助の精神に基づく。日本では1961年に国民健康保険法が改正され、国民皆保険体制が確立された。
※ブリタニカ国際大百科辞典 より引用
以前、アメリカに移住した友人が言っておりました。
「日本では、当たり前に国民が”医療保険の恩恵”を受けているが、こちらに来て、本当に国民皆保険の素晴らしさが分かった」と。
ちなみに、我が国の医療制度の対局にあるのが「混合診療」です。
「混合診療」とは。
保険診療と保険外診療(自費診療)を併用することであり、日本では、原則として混合診療を禁止しています。それを行なった場合は、保険診療部分を含むすべての医療行為に関する費用が自費診療扱いとなります。
では、我が国ではなぜ「混合診療を原則として禁止しているのでしょう。
その理由は、当然ながら「国民皆保険」制度の精神に反するからです。
以下に、混合診療を解禁した場合に起こり得るケースを挙げてみました。
⚫︎患者の支払能力の格差が医療内容の格差をもたらす
⚫︎安全性が確立されていない医療が横行する
⚫︎保険診療が低い水準に固定される
⚫︎不当な患者負担を増大させる
⚫︎医療資源の配分効率低下させる
などが懸念されます。
「混合診療」の行き着く先は”アメリカの医療”なのです。
仮に、我が国の「国民皆保険」制度が崩壊し「混合診療」が導入されますと、それは恐ろしいことになります。
アメリカと日本の医療費の違いをご存知でしょうか。
出産費用 アメリカ 〜 150万 日 本 30〜35万
盲 腸 アメリカ 〜 240万 日 本 30〜35万
抜 歯 アメリカ 6〜 7万 日 本 0.7万
初 診 料 アメリカ 1.5〜 2万 日 本 0.3〜0.5万
入院一日 アメリカ 7万〜 日 本 1.5万
いかがでしょう。(; ̄ェ ̄)
ちなみに、先述の私の友人は、アメリカでバイクにはねられ腕を骨折し、手術&5日間の入院を余儀なくされました。その結果、請求された医療費用 は何と300万円を越えていたそうです。
皆で支え合い、何としてでも「国民皆保険」を守って参りましょう。(^O^)/
次週では、「混合診療」につきまして、さらに踏み込んだ情報をお伝え致します。
はやと
2015年3月25日