代表挨拶　2025年から2026年へ　

一歩一歩、確かな「喜び」を繋ぎつづける

2025年も残すところわずかとなりました。本年も格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

早いもので、福翊株式会社を起業して23期目を走り始めました。

貴金属リサイクル事業、そして銀イオン抗菌液の製造販売を通じ、皆様の健やかな生活を支えるお手伝いをしてまいりました。私自身、回復期病院で歯科衛生士として現場に立つなかで痛感するのは、「最期まで美味しく食事ができること」がいかに尊く幸せであるかということです。

口腔や義歯を清潔に爽やかに保つことは、ご本人だけでなく、介護に携わる方々の精神的・肉体的な負担を大きく軽減します。

2025年は、お客様から「手入れが楽になった」「スタッフの笑顔が増えた」「作業時間を短縮できた」といったお声を数多くいただき、私たちが提供する抗菌剤が、単なる衛生用品を超え、労働人口の減少や最低賃金引き上げに直面する中小企業の現場、そして介護現場の救いの一手になり得ると確信した一年でした。

2026年を迎えるにあたり、私は師匠から『歩』という言葉を授かりました。

情報が溢れ、変化の激しい時代。つい「飛ぶ」ことや「駆ける」ことを急ぎがちですが、今の私に必要なのは、着実に大地を踏みしめて「歩く」ことだと感じています。派手なパフォーマンスではなく、目の前の一人ひとりのお客様に寄り添い、その喜びを一つずつ丁寧に積み上げていく。その歩みこそが、結果として最も遠くまで、そして最も深く、社会に貢献できる道だと信じています。

新しい学びや出会いへの挑戦は止めません。しかし、その根底にあるのは常に「現場の切実な声」です。2026年も、皆様の「美味しく食べられる喜び」と「支える人のゆとり」を創出するため、感謝の心を忘れず、一歩一歩、誠実に歩みを進めてまいります。

新しい年が皆様にとって、健やかで笑顔あふれる一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

福翊株式会社

代表取締役社長　田中多恵