”嚥下機能の低下”から起こる「誤嚥」
食事中や寝ている時に、突然むせたり、咳こんだりしたことはありませんか?
一度、咳が出始めると、止めようとして水や飴を口に含んでも中々おさまらず、苦しい思いをした方もいるでしょう。
また、インフルエンザなどの感染症が流行る時期だと、人前で咳をするのは、なんとなく心苦しく感じますよね。
「変なとこに唾が入っただけ」と思っているかもしれませんが、もしかしたら、それ、嚥下機能の低下が原因かもしれません。
”嚥下機能とは?”
食べ物や飲み物を「ゴックン」と飲み込み、食道から胃へと送り込む一連の動作を嚥下(えんげ)といいます。
口の中で咀嚼された食べ物や水分、唾液は、まず咽頭へと送られます。
この時、鼻への逆流や気管への侵入を防ぐために、鼻腔と口腔の間、そして気管の入口にもフタがされ、食べ物は食道へ送られていきます。
食道は、伸びたり縮んだりを繰り返す蠕動(ぜんどう)運動によって、食べ物を胃まで送り込みます。
この一連の動作が嚥下機能です。
嚥下は、わずか0.5秒ほどの間に起こり、1日に約500~1000回も動作しているといわれています。
このような、物を飲み込むための動作ができなくなることを「嚥下障害」と言います。
嚥下障害が起きると、食べ物が胃に運ばれるまでの過程で、誤嚥(ごえん)が引き起こされることがあります。
誤嚥とは、食べ物や飲み物、唾液が、食道ではなく、空気の通り道である「気道」に誤って入り込んでしまうことをいいます。
健康的な人であれば、咳をすることで、気道から異物を吐き出すことができるのですが、嚥下機能が低下してくると、自力で吐き出すことが難しくなってきます。
また、嚥下機能の低下によって、
・パンのようなパサつくものが食べにくくなる
・お餅やお団子など弾力のあるものが飲み込みにくくなる
・固いものや歯応えのあるものを食べると疲れる
・食事中、すぐにむせたり咳き込んだりしてしまう
・食後に胸やけが起こる
・食事に時間がかかり、疲れて残すようになる
・食べこぼしが増える
といった食事への影響が出てきます。
嚥下機能の低下が進むと、細かく刻んだものやツルッと柔らかいものに食事が制限されたり、食事の量が減り、体重の減少が起こったり…。
物を飲み込むという、当たり前に繰り返してきた動作ができなくなることが、私たちの人生に与える影響は少なくありません。
さらに、誤嚥しても、むせなかったり、呼吸苦が起こらなかったりと、誤嚥の兆候すら起こらないことがあり、これを「不顕性誤嚥(ふけんせいごえん)」といいます。
また、誤嚥を繰り返すことにより起こる肺炎を「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」といい、高齢者の肺炎のうち、約7割が誤嚥性肺炎といわれています。
”嚥下機能の低下の原因”
嚥下機能の低下には、病気や心理的な要因も挙げられますが、やはり多いのは、加齢によるものです。
年齢を重ねれば、誰しも筋肉や神経、認知の働きが低下し、歯の不具合も多くなります。
それに伴い、どうしても食べる力が弱くなると言わざるえないでしょう。
お口周りが私たちの人生に与える影響の大きさを、改めて感じます。
そこで、おすすめしたいのが、「長息生活」です。
”誤嚥を防ぐ長息生活とは?”
「長息生活」は、昔懐かしのおもちゃ「吹き戻し」(別名:巻き笛、ピロピロ笛)を改良し、お口周りの筋力や呼吸力アップのトレーニングのために開発されました。
実は、吹き戻しは、近年、呼吸や嚥下機能の改善効果があると、注目を集めています。
その効果は、医学的にも証明されており、60~90歳の方を対象に、「吹き戻し」を使ったトレーニングを試したところ、「呼吸機能(呼吸の続く時間)」が、なんと130%前後も改善することがわかりました。
また、発声や舌の力の向上に効果があることも認められています。
とはいえ、やみくもに吹き戻しを吹くだけでは、トレーニングとしての効果は期待できません。
「長息生活」は県立広島大学との産学連携によって生まれ、「産学連携商品」として認定された商品です。
使う人の呼吸機能に合わせて、「吹く力」を「レベル0」から「レベルMAX」までの5段階で設定し、ご自身の身体状況に合った最適なレベルでトレーニングを行うことが可能です。
また、機械での大量生産ではなく、日本国内でひとつひとつ 丁寧に手作りされています。
見た目は懐かしのおもちゃですが、実際に試してみると、吹き戻しを伸ばし切るには、想像以上の呼吸力が必要です。
お口周りだけでなく、肺機能や腹筋にも負荷がかかるのを感じます。
弊社では、この長息生活を使ってみんなで盛り上がれるゲームを考案。
継続が難しいトレーニングを、仲間と共に、楽しみながら行うことができます。
実際に、社内のレクレーションに取り入れたところ、想像以上の運動量と面白さで、大変な盛り上がりを見せました。
長年、家族のため、仕事のため、と誰かのために生きてきた。
やっと子供の手が離れ、これからが自分のための人生本番。
お友達と食事を楽しんだり、旅行に出かけたり。
忙しくて、ずっとできなかったことに時間を使い、自分のための人生を送りたい。
そんな風に、これからの人生計画を思い描いている方も多いでしょう。
人生これからという時に、お口周りの筋肉が衰えてしまっては、食べたいものが食べられなくなったり、食欲自体が落ちてしまったりと、人生の楽しみが半減してしまいます。
私たちが生きていく上で、「食」は、切っても切れないものです。
もちろん、健康のために大切なものではありますが、食事が人生に与える喜びは、それだけではありません。
美味しい食事は、ただ食欲を満たすのではなく、心を満たし、人生を豊かに彩ってくれます。
そんな豊かな時間を過ごすためにも、楽しみながらお口周りの筋肉を鍛え、いつまでも若々しい笑顔で人生を謳歌してもらえたらと思うのです。
弊社では、9月29日〜10月1日、 パシフィコ横浜で開催されたワールドデンタルショーに出展し、3000本の「長息生活」をお配りしました。
ブースにお立ち寄りになられた方から口々に、子どもの口腔周囲筋の訓練に役立てたいとのご意見をいただき、「長息生活」の幅広い可能性を感じました。
「長息生活」を試してみたいという方は、お気軽にLINEにてお問い合わせください。レベルに合わせた商品のご提案をさせていただきます。
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<トレーニング方法とレベル>
初めての方に最適な、レベル0からレベル2までの3つの種類が作られており、
ご自身の身体状況に合った最適なレベルでトレーニングを行うことが可能!
【各レベルの目安】
レベル0…ティッシュペーパーを一枚吹いて揺らす程度
レベル1…日常会話をはっきりとした声で話す程度
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